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老人ホーム 商品

老人ホームとは、高齢者が入所し、生活する施設を指します。「老人福祉施設」と、「有料老人ホーム」とがあります。
「老人福祉施設」には老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、老人福祉センター、老人介護支援センターが含まれており、
それぞれ無料または定額で高齢者の日常生活の介助を行ったり、公的機関との連携を図りながら運営されています。一方の有料老人ホームは民間で運営されるもので、
施設に入所する前に入居一時金を支払い、終身あるいは賃貸借方式となっています。全ての老人ホームが介護を必要とする高齢者のみを入居対象としているわけではありませんが、
形態として通常の住居では日常生活を送りにくい方や、金銭的問題などからやむを得ず入所せざるを得ないという状況がほとんどです。

どうして仲が悪いのか。

 著者は、東京都北区立の特養「清水坂あじさい荘」副施設長(当時)、保健師。介護の世界ではカリスマ的な存在の一人。この本は、2006年に行った2つの講演をまとめたもの。高齢者施設では、多数の介護職と少数の看護師が、たいてい関係良好とはなっていない。著者は「看護は介護の全てをカバーする」(p72)という考え。看護職が「医療モデル」でなく、「生活モデル」を描けるかがポイントと、介護に関する記述が多くを占めている。介護に関する話の展開は、実践的で力強い。
 しかし、病院から高齢者施設に転職した看護師が定着するには、まだまだ難しい事が多い。その意味では看護師にとっての高齢者施設は、職場としての確立がまだなされておらず、過渡期的状況なのかも知れない。


看護師必読本

三好春樹氏が「是非、頭の固い看護師に読んでいただきたい」と講演会で紹介していたので、自分は看護師ではないけれど、ためしに自分で読んでみようと思い手に取りました。
確かに、保健師として高齢者だけでなく、障害者とも長年関わり、しかも行政側にいた方の言葉なので、大変説得力のある一冊でした。

「何かあったときの責任は誰が取るんですか?」看護師に関わらず、介護職員も、場合によっては施設長も口にする言葉です。でも、何かをした結果の責任以上に、何もしなかったことによる責任も大きいのだと言うこと、また、何かあったとしても、明確であり、根拠のある理由付けさえしっかりしていれば、責任は果たせると感じました。
自分の死も含めて、「人が死に逝くこと」「如何に死ぬか」についても考えさせられました。死に対する観念は千差万別ではあっても、ターミナルケアをする施設においてはここをしっかり確立しなければなりません。この本をヒントに、職員への意識改革を進められると思いました。

看護師だけでなく、高齢者介護に関わる方には、是非読んでいただきたい本だと思います。